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2011年1月28日金曜日

菅首相『疎いので・・・』

格付け会社による日本国債の格付けが下がったことへの感想。

『ちょっとそういうことには疎いので・・・』

あまりに不用意な発言。
国債の格付けはその国の信用度の尺度。
国の信用を守るのは総理の責務。
疎いではすまされない重要な課題だということにも疎いのか。

よく分からないときには
『関係閣僚などとも詳細な情報を検討して、改めて対応をお答えする』
などでひとまず逃げることも必要。
よくわからない、は
メディアトレーニング的には最悪の対応です。

2011年1月12日水曜日

秋葉広島市長、ネットだけで不出馬会見

広島市の秋葉市長が4月の市長選挙に出馬しないことを、YouTubeの動画だけで発表しマスコミ向けの会見を行わないことが反感を買っている。
たしかに、新聞やテレビは会見のすべてをそのまますべて伝えない。
場合によっては、違う意味で伝えたりするかもしれない。

だからといってマスコミとのコミュニケーションを否定するのは、公職に就く者の責任を果たしていない。
このコーナーでも取り上げているが「佐藤首相の新聞出ていけ」会見同様、選挙民とのコミュニケーション拒否といわれても仕方がない。
いくらネット時代といってもまだまだ国民の多くの情報源は、テレビや新聞である。
マスコミが偏向しているというなら、マスコミ向けの会見のすべてをネットで公開すればいい。
そうすれば、マスコミの偏向も白日の下に晒すことがでたのに。

<教訓>
メディアはその存在を否定されたとき、もっとも強く反発する。
上手につきあうのがメディア対応の基本である。

2011年1月6日木曜日

日本代表内田、残念なコメント

「そんなに知らねえし、関係ねえし・・・」東京中日新聞でドーハの悲劇について聞かれた日本代表内田篤人の答えだ。

いかにも、今時の若者らしいが、知性のかけらも感じさせない、頭の悪そうな対応である。
顔もいいし、サッカーも旨いけど軽薄で頭悪いんだ。
そんなイメージがこのインタビューでできあがってしまったら残念である。
というか、そう思ってしまいましたが。
メディアの対応では、相応しい言葉使いは当たり前だが、相手がなにを望んでいるのか察知することが大切である。
この質問をした記者は、「ドーハの悲劇」について思い入れがあるのだ。

それを理解しないで何の関心もないような対応をされたから、頭の悪そうな言い方をそのまま記事にされたのだ。
せめて『実際見ていないのでわからないし、今回の大会がそのリベンジだとも思えません』くらいの言い方にするか
言い方は乱暴でも『ぜんぜん知らないっすよ。でも日本中がショックだったってことは聞きました。今回はリベンジっす』
と相手の期待する答えをいってあげるか。



メディア対応としては、相手の期待していない答えでも自分の考えで丁寧に対応する。が正解です。

2011年1月1日土曜日

謹賀新年

2011年

明けましておめでとうございます。

今年は社会全体がより一層混沌とした状況になりそうです。

このような時代に、個人にとっても企業にとっても大切なのは、先を見通す力=visionです。

ワニテルは今年も、メディアに翻弄されない企業活動のお役に立つことを願っています。

本年もよろしくお願いいたします。