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2010年12月12日日曜日

市川海老蔵の謝罪会見

暴行事件で退院後の謝罪会見。
本来なら暴行被害者としてなら「謝罪会見」の必要はないのだが
当日の記者会見をキャンセルして夜遊びしていたことや
単に一方的に暴行を受けただけではなさそうなことから
「謝罪会見」となった。



<メディアトレーニング的評価>
○評価されるべきポイント
・「謝罪会見」の様式で会見を行った。
・明確な謝罪をした。
・ゆっくり丁寧に話した。
・求められる限り質問を受け付けた。
・一貫して役者のイメージを守った。
・不用意な発言をしなかった。
・会見を新たなクライシスのはじまりにしなかった。

○評価できないポイント
・事件に関する内容がまたくなかった。
・視聴者の感情に訴求できなかった。
・台詞を話しているようで人間味を感じさせられなかった。
・「完全な被害者」は本当に正しいか。

●総評
内容のない謝罪会見であったが、適当な情報を流し続けるマスコミ対応としては、ある程度の効果があった。あんな会見に大挙して駆けつけるマスコミの方もおかしい。
婦人が警察に連絡しなければ、酔って階段から落ちたという話になっていたような
つまらない話だ。
メディアは沈静化するだろう。